廣澤寺の結制式・退董式

松本市にある小笠原家の菩提寺では新命住職の結制式と前住職の退董式などが
厳粛にも盛大にとりおこなわれました。

江戸時代小笠原家は弓馬の指南役でありまた礼法でしられる小笠原礼法の御殿様でした。
その香華所として松本市郊外にあるのが廣澤寺です。

前住職は学生時代の小生の恩師であり、その厚誼は50年ちかくにもなります。
おたがい年を重ねてきました。

先日お伝えしておいた僧侶は60名ほどと書きましたが、実際は90名にもなっておりました。
曹洞宗大本山総持寺さまの貫主猊下も歴住さまのご供養に御来山されました。
かれこれ10年程前には本堂と庫裡の落慶法要がありましたが、そのときは大本山永平寺
さまから猊下がお出ましになられました。

こんなに盛大な儀式は本山クラスです。檀信徒の方々も多数おいででした。お天気にも
めぐまれての大儀式でした。

わが宗のこの儀式には法戦式というものがあります。昔の禅僧たちが仏道の真理に
ついて師匠と見解をのべあい、問答したことに由来しています。英語ではダルマバトルと称します。
今回の法戦式の主役はなんとアメリカ人でした。40代の男性でしたが、日本語と
英語を駆使した問答でした。恩師の前住職の下で出家したハ-バ-ド大卒のエリ-ト
とか。ひさびさに恩師の流暢な英語を聴くことができたのは嬉しく思いました。

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廣澤寺とはこんな寺

小笠綿家の歴史