釈尊のお誕生日でしたが、何事もない静かな一日でした。日曜日の観桜茶会が迫っていることもあり
本堂には花御堂を飾るだけでした。
四月の暖かい日和のお誕生日なんて、さすがにオシャカさまらしい。ルンビニ-の園で御母上が
産気づいて、その花に囲まれての御生まれだったと伝説は伝えています。すくすくと大事に育てられた
ご自身がまさか人生の深い悩みに囚われて妻と最愛の長男をおきざりにして出家することになるとは
その当時どなたにもそうぞうできなかったことでしょう。波乱の人生の幕開けともいえますね。にも
かかわらずその悩みを解決して解脱を遂げられたのですから、さすがに人類の聖者と世界中から
慕われるのも当然ですね。その教えが我が国に伝えられて久しいわけですが、毎年の花まつりの
報恩供養を迎えるたびにその貴い御一生を思い浮かべることです。