長野県松本市にある曹洞宗廣沢寺は市内有数の名刹として知られた禅寺です。
今回の長野小旅行では髙圓寺につづいて拝登しました。実は大学時代の恩師が
長年住職をされていたので、懐かしく想っておりました。
もう十年以上まえに本堂や庫裡などを全面新築するという偉業を達成されたのでし
たが、その時の落慶法要に参列したのでした。なんでもざっと10億円もの費用を
要したとかで、そのお寺の大きさが想像できると思います。境内地は本山級で10
数万坪もあるそうです。
恩師とは学生時代からのおつきあいがあり、かれこれ４０年以上にもなりました。
おたがい老境にあるのですが、忌憚のないお話に花が咲いて嬉しく思いました。
禅語に「語りつくす海雲山月の情」というのがあります。旧知の恩師との会話も
そのとおりで、遠慮のない率直な気持ちの通じ合いができたので、この長野行は
良き思い出となりました。
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本堂の落慶式いは大本山永平寺貫主宮崎奕禅師が導師をお勤めになられました。
